コミュニカティブ・アプローチ
会話しながら自然と語学力をつけるというスタンスのコミュニカティブ・アプローチは、「ここから」という明確な創始者・出発点がありませんが、ディビット・ヌナンがまとめたCLT5つの特徴がその教育方法骨子としてよく知られています。
ディビット・ヌナンによると、コミュニカティブ・アプローチの5つの特徴とは、1)習得する言語を用いた交流によるコミュニケーションの学習を重視する。2)学習場面の中で正しい文章を導入していく。3)学習者が、言語だけでなく学習過程にも目を向ける機会を作る。4)教室での学習に学習者自身の経験やエピソードを活かしていく。5)教室内の言語学習と教室外での言語活動を関連付ける。となっています。
それぞれ具体的な例を挙げると、1)英語なら英語を使った会話や情報伝達を重視。2)不完全な文章でコミュニケーションを取られた場合、教師はそれに対して「こういう言い方のほうが良いですね」と正しい形での文章を提示して使用を勧める。3)生徒自身にどういう学習がしたいか考えさせたり、それぞれのメリットを論じさせたりする。4)生徒が過去に出会ったシチュエーションを英語なら英語で再現してみる。5)社会問題や現在の流行など、生徒の意欲が向きやすく、現実の生活とリンクした題材を取り扱う、といったところでしょうか。
これらの特徴を有しながら、様々な方法を取り入れながら行うのがコミュニカティブ・アプローチだということになります。別の言い方をすればコミュニケーションに重点が置かれていれば、具体的な教育方法は教師ごとに色々だということになります。ひたすら教師と生徒でおしゃべりする場合も有れば、言葉を使った何らかのゲームをする場合も有るでしょうし、テーマディスカッションをするという場合も有るでしょう。
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